マダガスカルのノミ・ダニ対策

マダガスカルに限らず途上国に来ると、誰もが一度は通る道… それは、ノミ・ダニによる虫刺され。たかが虫刺され、されど虫刺され。刺されてから、1週間近くかゆみが続くことも珍しくはありません。Taxi Brousseに乗った時や農村に活動しに行った際、あるいはタナで普通に生活していても、どこからともなくやってきては、気づいたら刺されている…、隊員であれば聞き覚えがあるのではないでしょうか。

この記事では、マダガスカルで出来る予防法と対策を紹介します。

予防編

◉ 肌を露出しない

ノミ・ダニに刺されそうな場所にいくときは、肌、特に足元を露出させないような格好で出かけます。靴下が短くて草むらで刺された、背中がはだけていてTaxi Brousseに座った時に刺された、なんて経験もあるので、予防にはまず肌を隠すことが重要。

◉ 帰宅時には必ず足を洗う

農村などでもらってきたノミ・ダニは足元から上がってくることが多いそう。帰宅後、特に寝る前には清潔な身体にするのが理想ですが、難しい場合は足元だけは綺麗にして寝ましょう。これをしないと、布団をつたって全身刺されてしまうという恐怖が待っているかも…。

◉ 洗濯時のつけおき洗い

服に付着したノミ・ダニから刺され、帰宅後に他の服にも移ってしまった… というのは聞く話。帰宅時には、服をすぐに着替え、洗濯時には殺虫作用のある薬を入れたつけおき洗いをおすすめします。

↓ 写真右:殺虫力のある粉薬。街中の害虫対策のお店に売っています。また、種類は違いますが同様の効果を持つ薬もScoreでも見かけたことがあります。

◉ ノミ・ダニよけ薬

街中の害虫対策のお店に行くと、布団や板の目に振りかけてノミ・ダニを追い払う薬なども売ってあります。(ごめんなさい、名前はわからず。上記写真のように使い回しの瓶に入れて売ってあります。)瓶に詰めてある液体を希釈して使います。

◉ 虫除けスプレー

筆者はフランスに任国外旅行に行った際に購入した「CINQ SUR CINQ」という虫除けスプレーを使っていて、これは効果があるように感じます。ただ、日本の虫除けスプレーやマダガスカル産のものは効果がダニ・ノミに対してはイマイチ効果を実感できず。このブランドが良かった、なんて情報が手に入りましたらアップデートします。

◉ 服にアイロン、布団の天日干し

服にいるノミ・ダニが死なない、どこに害虫がいるのかわからない…という時には熱を持って害虫を殺す処理をします。襟ぐりやズボンの足首など、洋服のキワを重点的にアイロン掛けします。布団は裏表ともしっかりと太陽を当てるようにします。


刺されたあと編

*薬を使用・服用する際は、JICAの顧問医などに相談するようにしてください!

◉ かゆみ止め

日本のかゆみ止めを使っている人も多いですが、いつもいつも日本の薬が手に入るわけではないですよね。そこで、マダガスカルで手に入るかゆみ止の紹介です。旅行者の人の対策用にもおすすめ。

Eurax:万能かゆみ止め。

Nérisone:ステロイド入りの塗り薬。ステロイドは日に当たると傷跡が残るので注意がが必要。

◉ 抗ヒスタミン剤

かゆくて夜も眠れない...という時におすすめなのが、アレルギーを抑える抗ヒスタミン剤。

SATRIN:顧問医から処方されたされた薬。。薬局で手に入ります。


今回掲載している対策は、マダガスカル人から教えてもらったもの、顧問医からアドバイスされたもの、隊員同士の口コミで広まっているもの、いろいろ混ざっています。効果は人によりけりだと思いますので、いろいろ実験してみてください。効果がある方法が見つかりますように!


マダガスカルJICA青年海外協力隊による情報集

マダガスカルに赴任するボランティアのための情報集。

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