マダガスカルの短期隊員事情(一例)

初めまして。マダガスカルに日本語教育分野で派遣された短期隊員です。

今現在、マダガスカルに短期隊員は私しかいないので、短期隊員事情について紹介します。


まず、短期隊員とは、派遣期間が数週間〜12ヶ月の隊員を指します。私は5ヶ月の派遣です。

長期隊員と短期隊員は色々と違いがありますが、代表的なものとして挙げられるのが以下になります。


短期隊員は、

・合格から派遣までの期間が短い。

・語学訓練は日本でも派遣先でも無し。

  →そのためホームステイも無し。

・予防接種は自分で打ちに行き、派遣前研修は5日間のみ。

・派遣後1週間ほどで配属。


私の場合は5月上旬に合格通知が届き、同年の6月末に派遣されました。


派遣前研修では、途上国全般の安全対策や病気などについて学びました。

即戦力として派遣されるので、語学の成績を応募の際に提出します(長期隊員も提出しますが)。私の場合は、英語かフランス語のスコア提出が必要でした。町ではあまり英語は通じないものの、配属先の職員や学生は英語ができるので、英語でもOKということでした。



【マダガスカルに着いてからの生活】

派遣後一週間は連絡所(ドミトリー)に宿泊し、同日に派遣された長期隊員と一緒に表敬訪問などをしました。

(短期隊員と長期隊員が同じ日に派遣されるとは限りません。)

その後、JICAスタッフの方と一緒に配属先に挨拶をして、大家さんと契約し、家に一人残されました。


町の様子も言葉も分からない、ネットも繋がらない...どうしよう。少なくともトイレットペーパーと今晩のおかずがいるなぁと知らない町へ繰り出してみました。

後から思えば、連絡所にいる間に先輩隊員にお店について聞いたり、ネットで色々調べたりすれば良かったですね。一人暮らし初日は、マッチと鍋が買えなくて(マッチで火をつけるタイプのガスコンロの家でした)、温かいものが食べられませんでした。寒かったです。


私が配属された時期は、大学がバカンス中でカウンターパートもいなかったので、すぐに忙しくはならず生活に慣れることができましたが、本来はすぐに活動が始まるので、できれば日本にいる間にフランス語かマダガスカル語を学んでおくと、ストレスを減らせると思います。筆記やジェスチャーでの会話も時には楽しいですが、伝わらなくてもどかしい思いをしたり、呆れられることもあるので。


ホームステイが無いこともあり、最初は現地の友達ができず、また授業も始まらず、寂しさを感じました。私は首都にある英語の教会に通って友達を作りました。

大学内の食堂でも、英語で話しかけてくれて仲良くなった人もいます。


とにかく派遣後すぐに配属!ということを念頭に置いて必要だと思うことを準備すれば、より充実した生活・活動ができると思います^ ^

写真1 一人暮らし初の朝日

写真2 配属先の日本語棟

写真3 授業風景

マダガスカルJICA青年海外協力隊による情報集

マダガスカルに赴任するボランティアのための情報集。

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