女性隊員に向けて

マダガスカルって何が買えるの?

マダガスカルだから必要なものってあるの?

マダガスカルで困ったことは何?

などマダガスカルに来る前に気になることは色々あると思います。

ここでは文化の異なるマダガスカルで活動している女性隊員が、


「これは日本から持ってきて良かった」

「特に必要なかったな」

「こういうことよくあるよね」

「こういう場合はこうするようにしている」


などなど、これまでのマダガスカルライフを通して得た、より暮らしやすくするための情報を共有してもらいたいと思います。

同じような経験をしたことがある隊員、同じように感じている隊員、異なる捉え方をしている隊員もいますが、

理由や対応などはそれぞれ異なると思うので、重複する部分が多々あることは承知の上で【物編】と【人編】に分けて一つずつ「あるある」を紹介していきたいと思います。




【物編】

・生理用品(ナプキン)はマダガスカル産で十分

タンポンを常用ではないがたまに使いたい時、旅行などと生理が被てしまったため使いたい時に、日本製の物を少し持って来ておけば良かったと感じることがある。


・生理用品や化粧品はスーパーにあるもので事足りている


・ナプキンは現地で手に入る(使ったことはないが、タンポンも売っている)


・マダガスカルは化粧品が高い&種類が少ない

アイブロウやアイライナー、マニュキュアなどなくても困らないものはとても高いのである程度持ってくると良いかもしれない。


・割高になるがフランス系の薬局コスメ(アヴェンヌや基礎化粧品系)がマダガスカルの薬局でも購入できる。

アンチラベ(首都のアンタナナリボから約4時間の綺麗な街)でも品揃えは少ないが購入することができる。


・生理用ショーツは多めに持って来ても良さそう

生理中でもなかなかトイレに行けないことも多い。


・日焼け止めクリームは大量に必要。ピーリングクリームとパックがあるとなお良し


・日焼け止め

荷物に余裕があるならできるだけ持って来た方が良い。


・髪ゴム

黒いゴムだけで売っているものをなかなか見つけられない。たいてい装飾品が付いているか、非常に脆い。


・ストッキング

使う機会はあまりないが、いざという時なかなか見つけられない


・日本ではもう着ないかなと思うがなかなか捨てられない服は意外と使える


・バスタオル、フェイスタオルなど

なかなか思うようなものがなく、あっても高い。


・バスタオルよりもフェイスタオルの方が使いやすい

いつも手洗いなので、大きいと洗うのがとても面倒。


・水着の下に履くパンツ、胸パッド


・ブラトップ愛用者の方は多めに。なかなか売ってない

ユニクロならしっかりしてるから、2年ではそんなに痛まないかもしれない


・下着は売っているが、日本から2年分持ってきた方が良い


・ピアスは日本で開けて安定させてくる


・UV加工のサングラスは持ってきた方が良いかも(目の炎症予防)


・常識かもしれないが、うっかり日本製のドライヤーとコテアイロンを直接プラグに繋ぎ首都で壊してしまった

どちらも現地で売ってるので心配なし。


・鉄剤などのサプリメントをもう少し持ってこればよかったと思うことがある



※日焼け止めに関して追記(2019年8月)

日焼け止めはマダガスカルでも買えますがとても割高(日本円換算で1000円以上するもの多数)です。そして種類が少なく、外国製で香りが強いものも多いです。ですので、日本で使い慣れたものがあればやはり持参をおすすめします。また海に旅行に行くときのために、アネッサなど強力なものもあるとよいかと思います。




【人間関係編】


・女性というだけで何かと面倒。男の人に絡まれると本当に面倒

婚約者がいる、もしくは結婚してる、ということにしているが、嘘をついているという罪悪感がある。女性がフリーであるか判断する際に指輪の有無を見ているらしく、指輪をしていないと信じてもらえないため指輪をした方がよいと感じている。

とはいったものの、マダガスカル人にとって、婚約者がいる、結婚している、ということはどうでもいいという印象も受ける。特に相手の男性(と仮定する人)がマダガスカル人以外の場合はその傾向が顕著であるように思う。

相手が調子に乗るので愛想よく対応しないようにしている(気分的にできない)。


・連絡先を聞かれる。職場の人からも業務に関係のない私的な連絡が来る


・電話番号を聞かれたり結婚の話を持ち出されるのは挨拶がわり


・セクハラじみたことを言われ、怒ると冗談だと言われる


・道中やバスなどで急に髪や体を触られる


・何かと困ってると声かけてくれたり、案内してくれたり、待遇してくれるが、レディーファースト、というのは感じない



ここまでは、現地の男性に特に関連した「あるある」です。

次は、現地の女性にも関連する「あるある」を紹介します。


・服や物を新調すると、めざとく指摘される(どこで買ったのか?いくらだ?)


・何で○○歳なのに結婚してないの、子供もいないの⁈頑張りなさい!攻撃

日本人女性の平均初婚年齢は28.29歳、初産年齢は29.30歳であると地道に説明する。


・髪の毛に油を塗ることがとても推奨される。なぜ、日本人の髪がそんななのか、フケはないのか、かゆくないのか、という質問も。時々フケをペンで掻いて綺麗にする、というのをやらされる。

日本では毎日髪を洗い、トリートメントをするなどして、毎日手入れするのが普通であり、習慣の差があることを説明する。マダガスカル人が使っているような油やコンドームの潤滑油※は使わないことを日本文化として通す。フケをとる作業※を言い渡された時は、上手くカリカリせず、いかにもできないような対応をすると、たいてい現地人に変わってもらえる。


※マダガスカルでは肌の保湿のため、髪のつやを良くするため、顔や髪に食用油や、コンドームの潤滑剤を塗っている。特にコンドームの潤滑油は上質らしく、青年の家などに配布されているが本来の使用目的で使用されず余ってしまったものを、肌や髪に塗るといいながら嬉しそうにお徳用サイズの箱ごともらっていく光景を見ることもある。
※道端などで女性同士がペンや櫛をもってお互いのふけ取りをしている光景は日常茶飯事であり、看護師隊員などは来院者が少ないときなどに頼まれることがある。





【番外編】

・美容院はあることにはあるが賭け

1度目は「毛先を少し切るだけ」と伝えたらばっさり玉ねぎカットに。2度目は「肩下まで」と伝えたら顎ラインまでのオカッパ。(しかも電気カミソリで切っていた)とにかく賭け。


※美容院について追記(2019年8月)

都市部に行けば富裕層や外国人向けの美容院があり、割と満足できるサービスが受けられます。カット、パーマ、カラー、縮毛矯正も(場所によりますが)ありました。実際に行ってみて、日本の美容院と比べると少々雑でしたが予想していたよりよかった!というのが率直な感想です。値段は場所によるので、いくつかの美容院に聞いてみることをおすすめします。他にもネイルやエステ、マッサージなどもできたりします。







女性隊員が何に困っているのかよくわからなかったため、女性隊員に向けた体験談、お勧めを「物・人」に分けて回答を募集しこちらに載せました。

どの回答も難なくイメージでき、面白くなってしまうくらい日常的にみられることだったので、これを参考にある程度イメージしていただけるといいかなと思います。



マダガスカルJICA青年海外協力隊による情報集

マダガスカルに赴任するボランティアのための情報集。

0コメント

  • 1000 / 1000